スコッチグレインは、
どちらかと言えばイギリススタイルのディティールと言われています。
私が所有しているチャーチのバーウッドと
スコッチグレインの外羽、ストレートチップ(パンチドキャップ)と比較してみました。
シルエットでは、右側のチャーチの方がラウンド感があります。
コバも目立つ感じです。フルブローグも穴が大きく、インパクトのある雰囲気です。
革は、ポリッシュドバインダーカーフで、
スコッチグレインは日本産のカーフです。
靴の重厚感などでは、チャーチの方がズッシリしています。
ソールも固めでグッドイヤーウェルテッド製法の革靴らしい履き心地です。
チャーチは、昔の貴族が履いていそうな雰囲気もあります。
スコッチグレインもシンプルなスタイルで
知らない方では、高そうな靴に見えると思います。
履き心地では、ガッチリ感のある靴が好きな方はチャーチですが、
スニーカーやラバーソール慣れしている方では、スコッチグレインの方が軽く、
歩きやすいと思います。
足に馴染ませていく楽しみでは、チャーチ
靴を履き込んでフィットして行く感じでは、
チャーチの方が時間が掛かる分、楽しみがあると思います。
スコッチグレインのアウトレットモデルのラバーソールでは、
早く足に馴染む事や、クッション性も良いので、スニーカーみたいな感じです。
ファッション性とか好みもありますが、チャーチの方が、
イギリス靴を履いている。みたいな感じがあるのでイギリス靴にこだわりのある方では、チャーチが良いと思います。
履き心地もそこそこ良く、
普段のビジネス用からちょっとしたフォーマルな場などで履く靴としては、
個人的には、履くシーンや方向性が違うので、
比較してもどちらが優れている。みたいなのは、あまり意味が無い所もあるからです。
車でもレーシングカーと普通乗用車では、用途が違うので、
靴も同じで、チャーチのバーウッドは、おしゃな雰囲気で外食に出掛けるとか
旅行でホテルに行くみたいな時は、マッチングしますが、仕事で履く靴としては、
ちょっと目立ちすぎる感もあるので、おしゃれ用といった感じで、スコッチグレインは普段の仕事用、フォーマルな場用みたいに、用途が違う所もあります。
スコッチグレインの方が仕事履きなどでは、
目立ちすぎず、極端に高すぎず。なので、嫌みっぽくならない所もあると思います。
個人的に、スコッチグレインの靴とチャーチの靴では、
両方それぞれシーンに合わせて持っている方が良いと思います。
靴を1足だけに絞ると、無難なモデルに偏って行きますが、
ある程度用途を決めて選ぶと、それぞれ場に合ったモデルを選びやすくなる感じです。