革靴とスニーカーのおしゃれセレクト情報記

メンズシューズからおすすめの革靴、スニーカーを中心に独自判断で紹介中です。

コスパブランドの革靴とハイブランドの革靴を比較してみた話

 革靴の中でグッドイヤーウエルト製法や

ハンドソーンウエルト製法で作られており

4万円未満のブランド靴をコスパブランド靴と呼ばれています。

 

 他では使用している革のタンナーが

有名ブランドのタンナーであると、さらにコスパが良いと言われいたりします。

 

 ハイブランドコスパブランドの違いについて、

スペック表示だけでは、あまり分からない所もあります。

 

 という事で、私なりにコスパブランドと

ハイブランドの差について比較してみました。

 

 革のランクが違う

 

 ハイブランドコスパブランドでは、

同じブランドの革を使用していてもランクが違います。

 

 この辺りは、お財布でも

お手頃価格の革製の財布と有名ブランドの革製の財布では、

革の風合いや厚み、均一感、硬さなど違います。

 

 お買い得のお財布では、

高級革の財布と比較して革のキメが粗い感じや皴感など差があります。

 

 エルメスの小物のレザーブレスレッドを見ると

革のキメなど分からないくらいキレイです。

 

 ですが、革靴用の革としては、デリケートな感じです。

 

 高いランクの革が頑丈とも言えない理由

 

 ハイブランドの革靴は

ランクの高い革を使用しているケースが多いです。

牛革では革質が良くキメが細かく革の鞣し方法など、

手間暇を掛けて作られている場合もあります。

 

 その一方、デリケートな部分もあり

必ずしも頑丈とも言えない所もあります。

 

 例えばワークブーツに使用している革では、

ステアハイドなどキメは粗くなります。

革も厚くレッドウィングなどオイルレザーで仕上げられており、

雨など水にも強く傷もオイルを塗る事でごまかせる所もあります。

 

 その反面、高級革では雨の日や傷に強い所もあります。

 

 雨染みができたりキズなど目立ってしまう所もあり、

ワークブーツ様な履き方には不向きです。

 

なので、必ずしも高価な革靴だから頑丈で

丈夫とも言えない所もあります。高級革靴は、革に傷が無く綺麗で、

風合いも良く靴クリームなどで仕上げが良いとつやも良いです。

 

 一方コスパブランドの靴では、

キズや革にムラが合ったり皴がある。革の質感や染料の仕上げなど、

比較すると違いがある感じです。

 

 他の例で例えるとウール100%の上質ジャケットと

ポリエステル100%のジャケットの違いとしてウール素材では

風合いや着心地が違う。見た目、高級感など見た目の差があります。

 

 ポリエステル素材では皴になり難く洗濯など比較的簡単な所もあります。

 

 なので雨の日や普段の仕事など汚れやすい場合では、

ポリエステル素材のジャケットを着用した方が、丈夫で長持ちする所もあります。

 

 以上の様に、それぞれ一長一短もあります。

高い革靴がワークブーツより強度が弱いからワークブーツを履いて

フォーマルな場に出掛けるのもTPOとして考えると場違いになる所もあります。

 

 と、言う感じ、それぞれ使用目的に沿った価格帯の革靴を選ぶ事も大切です。

 

 逆に満員電車など屋外で高級革靴を履いて歩くのは、

傷や汚れのリスクも高まり、もったいない所もあります。

 

 コスパモデルの靴では、

もともとそこまで気にして履かなくても、多少の傷や汚れなど

想定内で履く前提で購入している所もあります。

 

 買い替えをしやすい分、コスト的な負担も少ないメリットもあります。

 

 コスパブランドと

ハイブランドの差は縫製、製造工程数の違いもある

 

 コスパブランドの革靴では、生産効率とコスト面の差もあります。

ハイブランドでは、1日に1000足作る。みたいな事は、多分あまり無いと思います。

 

この辺りは作業効率や作業工程も関わっていると思います。

 

 高級革靴では、入手できる革の数も相対的に少なく、

また、手作業など手間のかかる工程が多くあるそうです。

 

 機械を入れて、効率的に行えば良いでしょ?

みたいに思う所もありますが、昔ながらの伝統的な作りにこだわると、

中々機械の導入が難しかったり、機械を導入するコストもけっこう掛かると思います。

 

 機械を導入し効率を高められる所と、

人の手で作った方が良い所など色々だと思います。

 

 決まり決まった所では、多分、

機械の方が計測や裁断など正確に早く行えるので時間的短縮になると思います。

 

 コスパブランドとハイブランドの違いでは同じ手作業でも、

縫製の正確さや縫い目などの細かさ、ラインなどの差がある所もあります。

 

 服でも価格の高いデザイン物では、裏に補強布をあてて縫っていたり、

裁断した柄物の記事でも柄を合わせて縫っている。

 

 安い服と比べて2重に縫製を行っている。

など、色々と細かい所に違いがあるケースもあります。

またパーツなど繋ぎ合わせが多い所に差がある。

など、作りの細かさなど差があります。

 

 そういった所もあり、同じ感じのデザインでも、

革質やシルエット、縫製の細かさの違いなどから差があります。

 

 履き心地、フィット感など足に合っていれば、

1つ1つのパーツ、仕上げなど高級靴の方が丁寧に作られている所もあります。

 

 以上の感じで、ぱっと見では、それほど違わない様でも、

高級革靴を履いた時のフィットや素材感、雰囲気など、あまり靴について詳しくなくてもなんとなく違う。みたいに差が分かる所もあります。

 

 高い革靴を買った方が良いのですか?と、尋ねられると、

お出かけ靴など1足は良い靴を所有しておくのも余裕があれば、おすすめです。

 

 逆に買わない方が良い方では、革靴や服に興味が無い方とか、

作業服とお出かけ用の服が同じと考えている人には不向きと思います。

 

 取り扱いが悪いと高級靴は、痛めてしまいやすい所もあるからです。