革靴とスニーカーのおしゃれセレクト情報記

メンズシューズからおすすめの革靴、スニーカーを中心に独自判断で紹介中です。

コスパの良い靴選びは、正解?不正解?の話

 よく、革靴の紹介を見ていると靴の評価にコスパといった基準が記されています。

実際に、コスパの評価基準に使用されている基準は、靴メーカーの平均値とか、ややマニアックな所でジャッジされている所もあります。

 

 実際に他の分野で考えると分かり易いかも知れませんが、

昔の家電製品と今の家電製品を比較すると、どちらがコスパ的に優れている?

みたいに革靴みたいな基準でみると、けっこう微妙な所もあります。

 

 昔のテレビはかなり高価で、20型クラスでも多分、

ブラウン管で1980年代の頃では、かなり高額だったと思います。

 

 製造が複雑でそれだけ製造コストも高かった話です。

今では1万円から買えるので価格では20分の1くらいで画質もきれいです。

 

 家電製品と比較するのも難しいですが、

革靴の場合、手の込んだ作りの割に値段が安かったり革質が良かったりすると、

コスパ的にお得。みたいな評価になる所もあります。

 

 例えば、作りとしては、1980年代のブラウン管テレビと同じ手間をかけて1万円で販売されていたら、コスパとしては得か損か?みたいに考えると、どうみても今のテクノロジーで作られた液晶テレビの方が、画質も機能性も上です。

 

 こういった感じで、革靴のコスパ基準は、

昔のテクノロジー基準の比較なので、最近のハイテクスニーカーとか、

ゴアテックスや衝撃を緩和する素材を使用した機能性の高い靴とは、また別。

みたいな基準で評価されている所もあります。

 

 伝統的な靴と比較では、

最近の機能性の高い靴を低評価とみなす人もいますが、

価値基準の違いもあるので、また別ジャンルで比較する必要性もあります。

 

100円ショップで販売されているコップと伝統的な有名な焼き物茶碗を比較する。

みたいなのは基準が違ってくる所もあるからです。

 

 機能性、快適性はパフォーマンスで比較する必要もある

 

 

 靴は修理できるからお得とか、色々な意見もありますが、

家電製品と同じで、利便性などもけっこう大切と考えています。

 

 例えば、80年代初めのブラウン管テレビには、

リモコンはついて無かったと思います。今のテレビではインターネットにつなげて、

レンタルなどの映画やアニメも見えますが、その頃では、ビデオデッキを購入して、ビデオテープをレンタルしたり購入して映画を観ていました。

 

 なのでテレビの代金、ビデオデッキの代金、

ビデオソフトの代金と、かなり贅沢な趣味になっていたと思います。

 

 実際にこういった家電製品も、1990年代、2000年代、

2010年代と時代と共に変化して行きました。こう考えると、

革靴の進化は、けっこうゆったりしており、ほぼ完成された物でもありますが、

靴のコスパより他の物に対してコスパを考える必要もあると思います。

 

 1万円代の靴でも、たまにしか履かない靴であれば、

5年、10年履ける物もあるからです。他では趣味の物として捉えると、

趣味にお金をかける人に対してコスパで物を集めたり買っている?みたいになると、

選択肢では、もっと安く買える物も多くありますが、コスパ以外の所で購入している所もあるからです。

 

 毎年1万円靴を買い続けても、100年で100万円になる計算ですが、

スマホでは、毎月1万円で年間では12万円となる計算です。こういった感じで節約を考えると毎月、余程高額な靴を買っている人でない限り、コスパや節約といった面では、あまり節約メリットになり難い所もあるからです。

 

 高い靴を買うのは、気持ちの問題

 

 

 革靴で高価な物を買うのは、少なくてもコスパだけでなく、

所有した時の満足感とか、なんとなく豊かなイメージとかプレステージ性など、

そういった所も大きいと思います。

 

 なので、ケチればいくらでもケチれる所もありますが、

全体的に家計を見ないと、あまり靴だけとか服だけみたいに

節約を意識しても、効果が低い可能性もあります。

 

 旅行に出かけている人も、わざわざそんなに高い旅費を支払ってまで

出掛けなくても、近くの旅館とかでも良いと思う所もありますが、そういった感じで、意外に合理的な様でもそうでもない判断で決めている所もあるからです。

 

 コスパは多分買う時の動機付け要素かなと思います。

実際に一生ものと言われている靴とか服とか、1つだけでなかったりもしているからです。

 

 私の基準では、欲しいと思って手が届く価格の物であれば、

どうしても欲しい場合は、買っても良いと考えています。

 

 ただ、使えるだけとか、ある程度こなしてからみたいな感じです。