スニーカーは、
一般的にセメンテッド製法のモデルが多く
本格靴に採用されているグッドイヤーウェルテッド製法より
工程数が少なく大量に安く作る事が出来ると言われています。
なので、その分、製造コストも安く
多く作られるのでセメンテッド製法の革靴も比較的安く出回っています。
セメンテッド製法のドレスシューズモデルの革靴と
レザースニーカーの違いについては、個人的にデザインの違いで分けています。
なのでスニカーよりな
ドレスシューズもあり、明確にここまでが革靴で、
ここからがレザースニーカーと判断が難しいタイプもあります。
レザースニーカーと
ナイロン素材タイプのスニーカーのケアの違い
レザースニーカーの中で有名なモデルでは、
アディダスのスタンスミスのスムースレザーモデル、
ニューバランス574、996などのスエードモデルに分かれます。
この辺りは革靴も同じ感じで、
スムースレザーとスエードが多いです。
基本的に革のケアでは革靴に準じる方法になります。
スムースレザーは埃をブラッシングで取り除いて、
クリーナーで汚れを落として栄養クリームを入れて、ブラッシング、
靴に残ったクリームをふき取って、完了です、補色の靴クリームを使って
色落ち部分を隠すなどです。
スエードはブラッシングを行って、汚れ落としのムースを使用したり、
栄養スプレーを吹き付ける。補色スプレーなどで拭き掛けて、ブラシで整えた後、
防水スプレーを吹きかけて完了です。
ナイロンなどの化学素材では、
ブラッシング後、中性洗剤などで濡らした雑巾で表面の汚れを落として、
水に濡らして絞った雑巾で、洗剤をふき取って、乾燥したら防水スプレーを
掛けて完了です。
以上のように素材によって、ケアが違ってきます。
また、ソール等は専用のクリーナーや歯磨き粉を歯ブラシに付けて、
軽く磨いて汚れを落とす。消しゴムで汚れを落とす方法もあります。
素材による欠点もある
スムースレザーやスエード等では、ナイロン素材と違い
適度に栄養を与えないと革が固くなったりひび割れを起す原因になって来ます。
また、スムースレザーで全体を
覆われたタイプでは足蒸れしやすいので、
基本的に毎日履かない方が良いです。履き終わった後靴用の消臭スプレーを
吹き掛けて乾燥させておくのも大切です。
スムースレザーなど革以外にナイロンメッシュになっている
デザインのモデルでは、比較的足蒸れ感が緩和されるので、足蒸れ感を抑えられる所もあります。
夏用ではパンチングレザーで通気性が高いモデルもあります。
ドレスシューズ(革靴)よりレザースニーカーの方が
おすすめな所とおすすめでない所
この辺りはそれぞれモデル、デザインもあり一概にこうです。
とも言えない面ですが、一般的にドレスシューズは、あまりデザインの変化が少なく、長く履けます。一方、レザースニーカーでは、デザイン変化の少ないモデルもありますが、基本的に流行性が高い所もあり、ファッションとして流行を意識すると、レザースニーカーの方がトレンドモデルが多い感じです。
その一方、たとえば革靴では
グッドイヤーウェルテッド製法の革靴であれば、
靴のケアを行って革の状態が良ければ、オールソールなど行って
比較的長く履く事ができます。
レザースニーカーでは、どちらかと言えば
修理が難しいモデルもあり、気に入った高価なモデルでも、
修理が難しくなるケースもあります。
グッドイヤーなどの革靴では、ある程度ソールの共通、
規格があるので車のタイヤみたいに交換しやすいですが、
スニーカーでは、それぞれソールの形状や修理を前提に作られてないモデルも
多いので、基本的に履き潰す感じになりやすいです。
シューグーなどである程度補修したり
補強する事は可能ですが、レザースニーカーでは、よほど高価なモデルで無い限りは、
革もそこまで良質な革を使ってないケースもあります。
クタレ感とか皺が目立ってしまう可能性もあります。
以上の感じで、革靴より
コーデの幅が広いレザースニーカーですが、長く履く前提では、
セメンテッド製法の革靴と同じ感じで長期的には持ちにくい所もあります。
実際に買い直した方が安い面もあるので、
レザースニーカーも長く履いてエイジングして履くより、
レザースニーカーとしておしゃれに履く感じです。
また、同じレザースニーカーでも
革が固くて馴染み難いモデルもあれば、
履き初めから柔らかいレザースニーカーもあります。
なので、履きやすさで選ぶと、
スエードタイプのニューバランスのモデルがおすすめです。
