靴選びで、気を付ける必要がある事柄では、
グッドイヤーウェルテッド製法の靴を探して買ったつもりが、
セメンテッド製法だった。みたいな事もあります。
リーガルの革靴は、
全部グッドイヤーウェルテッド製法と思い込んで買ってしまうと、
違っていたみたいな事も起りやすいです。
グッドイヤーウェルテッド製法以外にも、
ステッチダウン製法とか
セメンテッド製法とか
セミマッケイ製法など、色々あります。
特別こだわりが無ければ、
気に入ったデザインや履き込心地で選ぶのもおすすめです。
と、言っても靴好きだったら拘りたい場合
拘りたいみたいな所では、かなり色々なので、
説明するのが難しいですが、いくつか紹介します。
グッドイヤーウェルテッド製法
でもメーカーで中の詰め物が違う
どれが正統派❓みたいになると、けっこう難しい所もありますが、
グッドイヤーウェルテッド製法でも、中に詰めているクッション材がコルクだったり、
スポンジだったり、フェルトだったり、色々です。
また、コルクでもコルクの粒とか、入れている量や厚みも違うそうです。
本格靴でも、高級靴でも、
中がスポンジやフェルトのモデルもあるみたいです。
革靴マニアになって来ると、この辺りも拘りになって来るので、
詰め物はコルクでないとダメ。みたいになると、スコッチグレインの革靴は、
詰め物がスポンジになります。
メリットはクッション性が良くて
コルクより長持ちするそうですが、コルクみたいに足にフィットした
沈み込みや履き心地とは違って来る所もあるそうです。
後、シャンクといった素材も靴底の中に入っていますが、
これも木材や、スチール、革、プラスチックなど色々です。
なんとなく、スチールの方が
しっかり感がある気もしますが、これも色々です。
この辺りの事情は、
靴メーカーが公表している所で無いと、分からない所になります。
履き心地など差もあると思いますが、
グッドイヤーウェルテッド製法は、そもそも、ソール交換がしやすい作りなので、
中の詰め物がコルクやスチールでないとダメ。みたいなルールも無いみたいです。
履き心地が悪くても、コルクとかスチールで無いとダメ。
みたいなこだわり派の方も居るかも知れませんね。
ソール素材の違い
グッドイヤーで本格靴は
レザーソールでブランドの何々のソールが良い。
みたいな話もありますが、この辺りも好みになると思います。
修理の時にソールを選べる所もあるので、
ラバーソールに替えるとか、詰め物をコルクに替える。
みたいに、ある程度、変更する事も可能です。
ハンドソーンウェルテッド製法は❔
この辺りもこだわりになりますが、
個人的に特別、差が分からなかったです。屈曲性など違うそうですが、
スコッチグレインのラバーソールを履いた感想では、けっこう屈曲性が良かったからです。
レザーソールでは、履き始めは革が硬いので、
馴染むまで時間が掛かると思いますが、中の詰め物がスポンジになっているので、
柔軟性が高いメリットもあると考えています。グッドイヤーウェルト製法のリブテープも比較的、柔軟性のある物を使っているのかも知れません。
実際に、この辺りになると、私の場合、
無理にそこまで拘って高価な靴を探すより
ポリウレタンソールで柔軟性のある靴を選んだ方が履きやすいと思います。
屋外のアスファルトや砂利道など
長距離を歩く場合、レザーソールは、不向きだからです。
また高級革の靴は、
雨水に弱い革が多いので、殆どフォーマルでも屋内で履く靴になると思います。
グッドイヤーウェルテッド製法のまとめ
グッドイヤーウェルテッド製法の靴はイギリスの本格靴と言った
イメージも強くあります。ですが、色々と履きやすさや足馴染みを良くする為に、必ずしも昔のままの素材を使ってないモデルもあります。
生産効率とか耐久性や、色々な要素が含まれていると思います。
コスパ靴になると、この辺りの素材とか生産効率では、高級モデルと違い簡略化されている所もあります。
この辺りも靴選びで楽しむのもポイントです。